終活をスムーズに!【戸籍謄本の取得方法とその必要性】

終活は何が必要なの?

なんで終活に戸籍謄本が必要なの?

終活はあなたの人生の終わりについて考え準備する活動をいいます。
これらの活動を通して、残された人たちの負担を減らし、あなた自身の人生を振り返ることで今後の人生を豊かにすることが出来ます。

終活において必要なものとして、戸籍謄本が挙げられます。

今回はなぜ戸籍謄本が必要か、どのように取得するかまとめていきます。

この記事のまとめ

➣終活、特に相続において戸籍謄本が必要になる
➣生前に取得しておくと残された家族の負担が減る
➣戸籍謄本は役所や郵送、コンビニで取得が出来る

この記事の執筆者

Dr.よだ:
2016年に医師免許取得。また浄土真宗西本願寺派の僧侶として教師資格も取得。現在は内科専門医として地域医療や緩和ケアを中心に勤務。地域社会と高齢化社会、生と死に向き合いながら医師として、また僧侶として活動中。終活や人生の豊かさについて考えています。

戸籍謄本とは

戸籍謄本 終活

戸籍謄本とは

戸籍謄本とは、個人の生涯にわたる重要な出来事を記録した公的な文書です。
出生、結婚、離婚、死亡など、人生の各段階での変化が記録されています。

これらの情報は、個人の法的な状況を証明するために必要であり、様々な手続きで必要とされます。
例えば、相続手続きでは、相続人を確定するために戸籍謄本が必要となります。
また、結婚や離婚の手続きでも、戸籍謄本は重要な役割を果たします。

他の戸籍証明書について

戸籍謄本以外にも他の戸籍証明書が存在します。戸籍抄本や除籍謄本との違いは何でしょうか。

戸籍抄本(こせきしょうほん)は特定の個人の情報のみが記載されています。
戸籍謄本では戸籍に記載されている全員の身分を証明するものですが、戸籍抄本はそのうち一人分の情報が記載されています。

除籍謄本は、死亡や離婚などで戸籍から除かれた人の情報が記載されています。
除籍抄本についても、ある特定の除かれた人の一人分の情報が記載されています。

戸籍謄本:戸籍に載っている人の氏名、本籍や生年月日などの情報
戸籍抄本:ある特定の人の情報
除籍謄本:戸籍から除かれた人の情報

終活と戸籍謄本

終活における戸籍謄本

終活、つまり人生の終わりに向けた準備活動において、戸籍謄本は非常に重要な役割を果たします。

なぜなら戸籍謄本は、遺産分割や遺言の実行、葬儀の手続きなど、様々な手続きで必要とされるからです。
また、あなたの戸籍謄本を確認することで、あなた自身の法的な状況を把握することができます。
そのため終活を始める場合には戸籍謄本を取得し、エンディングノートに記載しておくか挟んでおくのが良いでしょう。

戸籍謄本が必要となる終活の具体的なシーン

戸籍謄本が必要となる終活の具体的なシーンは多岐にわたります。

例えば、遺産分割の際には、相続人を確定するために戸籍謄本が必要となります。
また、遺言書を作成する際にも、自身の法的な状況を把握するために戸籍謄本を確認することが推奨されます。

さらに、葬儀の手続きや墓地の購入、生前契約などの際にも、戸籍謄本が必要となることがあります。

相続における戸籍謄本の役割

相続のための戸籍謄本

相続手続きにおいて、戸籍謄本は相続人を確定するための重要な文書です。

戸籍謄本には、相続人となり得る家族の情報が詳細に記載されているため、これをもとに相続人を確定することができます。
もしあなたが亡くなった後に戸籍謄本がない場合は、家族が取り寄せる必要がありあなたの本籍地を歩き回る負担を減らすことが出来ます。

また、相続人以外の人が不適切に遺産を手に入れることを防ぐためにも、戸籍謄本の確認は必須です。

代襲相続における戸籍謄本の必要性

代襲相続とは、本来あなたの死後に相続するべき人がすでに亡くなっている場合、その子供が相続する制度の事を言います。

この場合、戸籍謄本は戸籍全体を確認することが出来るので、相続人の法定相続人を確認するために必要となります。

戸籍謄本の取得方法

終活 戸籍謄本

続いて戸籍謄本の取得方法をまとめます。
大きく分けて役所・郵送・コンビニ・専門家に取得してもらう方法があります。

役所で取得方法

戸籍謄本は、本籍地の市区町村役場や出生地の市区町村役場で取得することができます。
取得には、本人確認ができる身分証明書が必要で、代理人が取得する場合には、代理人の身分証明書と委任状も必要となります。

役所に行って戸籍謄本の取得申請書を記載すると取得できます。
なお手数料として450円かかります。

郵送での取得方法と必要な書類

郵送で戸籍謄本を取得することも可能です。

この場合、申請書に必要事項を記入し、戸籍謄本の取得料を郵便為替で同封して、本籍地の市区町村役場に送付します。
戸籍謄本等郵送請求書が必要ですので、それぞれの役場のホームページを確認してください。

また、返送用の封筒と切手も同封する必要があります。

コンビニでの取得方法と必要な書類

一部の地域では、コンビニエンスストアのマルチコピー機を利用して戸籍謄本を取得することができます。
コンビニを利用すると本籍地とは違うところに住んでいても取得できることが良いですが、利用地域が限られています。

利用できる市町村の場合は、マルチコピー機の操作画面から必要事項を入力し、手数料を支払うことで戸籍謄本を印刷することができます。

専門家に依頼する方法

法律事務所や行政書士などの専門家に依頼して戸籍謄本を取得することも可能です。
この場合、専門家が必要な手続きを代行してくれますが、その分、手数料が発生します。

終わりに

この記事では終活における戸籍謄本の重要性とその取得方法についてまとめました。

特に相続関係において戸籍謄本の準備は非常に重要です。
相続については税理士さんにも相談しながら、心配なく安心して終活を進めていきたいですね。

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