終活とミニマリストって何が違うの?
皆さんは「終活」について考えたことはありますか?
また、「ミニマリスト」のライフスタイルについて聞いたことはありますか?
終活とは、自分の人生の終わりに向けて準備をすることを指し、ミニマリストとは、物質的な所有を最小限に抑えるライフスタイルを指します。
これらふたつの考え方は類似している部分もあり、それぞれを有効的に行うことで、あなた自身の生活を豊かにすることが出来ます。
この記事では、終活とミニマリストの関連性について深く掘り下げていきます。
この記事の執筆者 Dr.よだ: 2016年に医師免許取得。また浄土真宗西本願寺派の僧侶として教師資格も取得。現在は内科専門医として地域医療や緩和ケアを中心に勤務。地域社会と高齢化社会、生と死に向き合いながら医師として、また僧侶として活動中。終活や人生の豊かさについて考えています。
終活とミニマリスト
終活は、人生の最終段階を意識しながら、あなたの持ち物を整理する行為を指します。
終活には不用品の整理と財産の整理の2つの主な部分があります。
不用品の整理では、不要な物を処分し、財産の整理では、銀行口座やクレジットカードなどの財産を整理します。
終活は、あなた自身の死を意識して行う行為であり、死後のことを考え、あなたが亡くなった後に残された家族に迷惑をかけないように、またこれからのあなた自身の人生を見つめなおすための行動です。
一方、ミニマリストは必要最低限のものだけを所有し、生活することを指します。
ミニマリストは、物を最小限にすることで、本当に必要なものを大切にし、部屋だけでなく心にも余裕を持つことを目指します。
ミニマリストのライフスタイルは、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを重視し、物に囲まれることで生じるストレスを減らすことを目指しています。
これら二つの行動の共通点は、「不要なものを手放す」という行為です。
終活でもミニマリストでも、自分にとって本当に必要なものだけを残し、不要なものは手放すという行為が求められます。
そのため断捨離を行い、今後あなたにとって必要なものを見直すことが終活でもあり、ミニマリストとしての考え方でもあるのです。
●終活とミニマリストの共通点
不要なものを手放し、これからの人生を豊かにする
●終活とミニマリストとの違い
ミニマリスト:自分自身で追及し、自身の生活を豊かにする考え方
終活:家族や周りの人に迷惑をかけないようしながら、自身についても考える行動
ミニマリストの視点から見た終活の進め方
ミニマリストの視点から終活を進めるとはどういうことでしょうか?
ミニマリストは、自分にとって本当に必要なものだけを持つというライフスタイルを送っています。
そのため、終活における断捨離も、自分にとって本当に必要なものだけを残し、それ以外のものは手放すという方法が取られます。
また、終活における断捨離のポイントは、自分が亡くなった後に家族や親しい人々に負担をかけないように、自分の持ち物を整理することです。
ミニマリストの視点から見れば、あなた自身の生活をシンプルにし、物質的な所有を最小限に抑えることと同じ目的を持っています。
終活ミニマリストの考え方
終活ミニマリストで断捨離すべきものの考え方を紹介します。
●収納スペースを持たない
●床のスペースを意識する
●「いつか使う」というものは処分する
収納スペースを持たない
収納スペースを持たないことで、物を増やすための「余地」がなくなります。
これにより、物を増やすことへの抑制力となり、物の購入をより慎重に考えるきっかけになります。
また、収納スペースがないということは、部屋全体がすっきりとし、生活空間が広がるというメリットもあります。
床のスペースを意識する
床のスペースを意識することで、部屋が散らかりにくくなります。
物が床に置かれると、部屋が狭く感じ、生活空間が圧迫されます。
床のスペースを意識し、物を床に置かないようにすることで、部屋全体がすっきりとし、生活空間が広がります。
「いつか使う」というものは処分する
「いつか使う」という考え方は、物を増やす大きな原因の一つです。
しかし、「いつか使う」と思っていても、実際にはその「いつか」が来ないことが多いです。
そのような物を処分することで、物の量を減らし、生活空間をすっきりとさせることができます。
また、物を選ぶ基準が明確になり、必要なものだけを手に入れることができます。
終活ミニマリストになるためには
終活ミニマリストになるためには、まず自分の持ち物を全て見つめ直し、本当に必要なものだけを残すという断捨離を行います。
次に、新たに物を手に入れる際には、その物が本当に必要なものかどうかを考え、不要なものは手に入れないという生活を送ります。
これらのステップを踏むことで、終活ミニマリストに近づくことができます。
まとめ
本記事では、終活とミニマリストの関連性についてまとめました。
終活は自分の人生の終わりに向けた準備であり、ミニマリストは物質的な所有を最小限に抑えるライフスタイルですが、これらに共通する点は「不要なものを手放す」行為といえるでしょう。
ミニマリストの視点から終活を進めると、自分にとって本当に必要なものだけを残し、それ以外のものは手放すという断捨離の方法が取られます。
終活ミニマリストとしての生活することで、物質的な所有を最小限に抑え、生活をシンプルにし、より豊かな人生を送ることが可能です。
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